澪の気まぐれブログ

ただのオタクがアニメの感想をただただ語るブログ

Re:ゼロから始める異世界生活

話題になっていたリゼロようやく観ました。
とは言えまだ一期のみでOVAは観ていないのですが…。


自分は普段少年漫画原作や少女漫画原作、乙女ゲーム原作のアニメばかりを好んで観ますが、時折チート主人公のお話が観たくてライトノベル原作のアニメにも手を出します。


結果として、リゼロ主人公のナツキ・スバルはチート主人公ではありませんでした。彼に与えられた力はとても強いものなのに発動条件が死ぬことだなんて…。
初めて観た日、なかなか区切りがつかずに8話まで連続して観てしまいましたが、世界観とスバルの能力に慣れず、その日は一睡もできませんでした。


寝ているうちになぜか死に戻りをしていて大事な約束が全てなかったことになるなんてスバルはどれほどの絶望を感じたことか。
なによりラムとレムの回が衝撃的で本当に恐怖でした。
スバルの口から出る鬼という言葉にしばしば反応していた為2人は鬼なのだろうと予想はしていましたが、レムの使用する武器が…ちょっと…。


でも幾度となく死に戻りを経験してようやくレム達からの信頼を得たあと、レムは誰よりもスバルを信じ、スバルのために体を張って、傍にいたいと想いまで寄せています。スバルの行動がレムを変え、スバルによって変えられたレムがスバルを支える。とても素晴らしい関係性ですよね。


けれどスバル、不憫過ぎません・・?
散々自分や仲間の死を経験して、それでもエミリアからは信じたいのに信じさせてくれないなどと言われ仲違い…。あの時口をついて出た言葉は確かに心無い言葉ばかりでエミリアを深く傷つけてしまったかもしれません。言い方がどうであれ、心のどこかでは思っていた事なのでしょうから弁明の余地もないでしょう。しかし死に戻りを口にすれば大切な人が死に、言わなければ信じてもらえない。それどころか疑われたりするのですから何ともやるせませんね。


アニメ派なので小説は読んでいませんが、今後一人でも多くスバルを理解して傍で支えてくれる人が増えると良いなというのが自分の願いです。


白鯨討伐からの魔女教制圧は少し駆け足にも感じましたが、それまでのスバルの扱いが散々だったので、他の王選候補者ともうまく利害を一致させて白鯨を討伐するところでは強く胸を打たれました。
ヴィルヘルムの若かりし時代が恰好良すぎて危うく惚れかけましたね。
これまでずっとうまくことが運んでいると思っていたのに、ペテルギウスを討つところでまた死に戻りするのは予想外でした。
最初は薄気味悪いペテルギウスでしたが何度も登場するうちに少しずつ見慣れてしまって・・・慣れって怖いです。中の人が某有名声優さんということもありなんだか愛着まで湧いてしまう始末で困ったものです。


中の人繋がりのお話をすると、ラインハルトはどうにも食えない性格をしてそうなんですが…。正義感が強い王道ヒーロー的キャラなのは疑いようもないのですが、どうにも胡散臭く感じてしまうのは自分の心が邪だからでしょうか。
同じ騎士でもユリウスは一度心を許した相手のことはどこまでも守り抜こうとしそうなタイプですね。多くは語らず気さくとは縁遠い性格故に損な役回りもしてるようですが、何気に一番好感度の高いキャラクターでした。一期ラストのスバルとの共闘シーンは感動的です。


とはいえ最高にハッピーなエンディングを迎えたかと言われればそうでもなく…。
最後のエミリアの「レムって誰?」というセリフには鳥肌が立ちましたね。
そんなわけで、これからお話が進展して少しずつスバルが心身ともに成長していき、大切な仲間を増やして互いに支え合っていけるような筋書きだと大変嬉しいのですが。


二期に期待です。